気分転換

11日(日)に山へ行ってきました。以下の地図はその目的地。

大きな地図で見る


沼ッ原湿原です。
簡単に説明すると標高1200メートルくらいの場所に存在し、熊のエンカウント率の高さを感じさせる湿原です。詳しいことはググったほうが早いです。
行きの道中は道をちょっと間違えたり、車のわだちが出来ている山中の未舗装の悪路にびびりながらも無事に目的地へ到着。
生憎のくもり模様で残念な気持ちもありましたが、霧に埋もれる湿原も趣がありました。
車を降りて目の前にある看板をのぞいてみました。

クマー!
何てことはない、こういった場所にはよくあるクマ出没注意の標識。
人はまばらだけども、どうせ熊なんてでないよ! へへー。なんて思いながら駐車場から湿原までの道を歩き始めました。

矢印の方向に湿原があります。


ところがどっこい、曇天も手伝ってうっそうとした森がさらに暗く、虫や鳥、人の声もない静寂が包み込んだその空間はおそろしいものでした。
自分の歩く音を除けばまさに無音。ときおり聞こえる「カサ」という草木の擦れる音、「パキ」という枝木の折れる音が強調され、それが自然に起こったものでは無いと考えると身が竦む思いでした。
熊の寝泊りに最適そうな岩穴も見えちゃったので余計こわかったです。


恐怖の森を抜けたその先は――……って言いたかった。天気が良い日に行ったときに言います。
レポートが面倒になってきたので黙って写真を載せます。





段々と霧が濃くなってきて……。
ここから

こうなりました。(場所は違うけれど)

霧というよりも雲の中にいるような気分でした。標高や風も手伝って下界と比べて明らかに涼しかったです。冷蔵庫の冷気を激しく浴びるような感覚。


天気も時間経過とともに悪くなってきていたので長居せず帰還。
再度気が滅入る帰路を歩んで駐車場まで到着です。坂なのに行きよりも帰りの方が早く着いた気がしました。実際早歩きだったし、一度見た道という慣れもあったのでしょうが別の原因も手伝った気がする……。
10メートル先も見えない濃い霧のなかで記念撮影している猛者たちも見受けられました。ちゃんと撮れたのかな。