水汲んでません

もっと早く行く予定がずれ続いて、ようやく昨日行ってきました。尚仁沢湧水地。
それは日本名水百選の日本一にもなったほどの清水ということでどうしても源泉を見たかったんです。
事前に情報収集をし、源泉まで遊歩道はあるが路面に注意されよという内容まで読んで臨みました。


天気にも恵まれ、スタート地点の駐車場からいざ出発。
数分実質歩行者専用の道路をあるって行くと、ひらけた場所に小さな休憩所と取水せき。
取水せきの奥の方にも道があったのですが今回は見送りました。何があったんだろう。
取水せきをなぞるような小道沿いの右手側に目的地の名前が書かれた看板がありました。
上の方を見ると一段の高さが40cmくらいはあるんじゃないかという崖のような階段が……。
ひいひい言いながらよじ登っていく。同じ高さの平らな階段を登るのとはわけが違いました。地面がでこぼこになるだけで数倍疲れます。
この後も悪路は続いたけど、最初のこの崖階段が一番疲れました。
山のてっぺんのような場所をちょっと進むとちょっとした橋が現れました。
橋の前後にある鉄の階段には砂利が散らばっていて滑りやすい状態でした。あぶない。
橋を降りた場所は見晴らしが良かったので写真を撮りました。みごとにぶれました。ああーはやくデジタル一眼レフカメラほしい。
道があってないような、というか獣道のような状態。
ある道は崖スレスレだし、土砂崩れ起こしている箇所もあるしもう遊歩道ってレベルじゃねーぞ
高い場所を登ったり、岩と岩の間を飛び越えるようなさまは、こどもの頃良く遊んだアスレチックみたいで楽しかった。言いすぎだけど。
進むにつれ、晴れ渡った空も鬱蒼とした木々に覆われて行き、曇り空と間違うくらい。
そんなこんなで約三十分歩いて源泉とおぼしき場所に到着しました。
なぜおぼしきかって? 疲れて確認する気も起きなかったからさ!
同じく散策しに来た方々がその場所で水を汲んでいたから、たぶん源泉です。
まだ紅葉は始まってもいないのに家族連れなど人気がありました。これが連休効果か……!
しかし原生林プラス清水の組み合わせは素晴らしいものです。
木に巻きつく木、ありのままの苔むした倒木の下に流れる川、驚くほど透明な水溜りなどの光景は苦労して見に来る価値は十二分にありました。
道中のとある看板に「帰るときは来るときよりもきれいに!」のような内容が書いてありました。
一瞬どういうことだと思ったけど、ここは源泉地。ここから海までに生物が必要としていく水になるもの。
出発地点から汚れてしまってはもともこもありません。
最初の最低限のことをやるだけで立派な環境保護活動になることを教えてくれました。あの看板。


帰り際に近くの名水パークによって行きました。
そこの売店にあるテレビにはどこかでみた光景が映っていました。
もしかして遊歩道にいくつかあったカメラの(隠し撮り)映像か!
自分はカメラを見つけるたびそれを気にしていたので、挙動不審の人間が中継されていたかもしれない。恥ずかしいビクンビクン。