ウェブサイトをつくろうとした理由

いま一度、なぜウェブサイトをつくろうとしたのか考えてみる。
はじめてPCを買った日は2000年の9月でした。なにがしたくてというのは色々ありましたが、一番の目的はインターネットだったかもしれません。


そもそもPC自体を知るきっかけは、小学生のころの担任の先生が持ち運んでいた大きいワープロでした。
一昔前のスリム型デスクトップPC並の大きさで、よくあのような物を教室から職員室まで持って歩いたと思います。
その先生自体が重度のPC(ワープロ?)マニアで、教室にある戸棚に様々な中古ワープロが並んでいました。
自分含む教室生徒はそのワープロで何かの仕事をしている内容よりも、それで遊べるミニゲームに目が行っていました。
詳しくは忘れてしまいましたが、ミニキャラがでてくるブラインドタッチゲームだったかと思います。
キーボードで文字を打つ楽しさからかなにかはわかりませんが、のちにCASIOのワープロを親に買ってもらいました。
親もテキスト作成やはがき印刷などで使うという理由で買えた代物だと思います。


中学生のころにパソコンの授業が「技術」の時間にあったのですが、さほどPCには興味がわいていませんでした。
1999年ごろ(高校入学)にはメディアでインターネットという文句がじわじわと大きくなっていた時期だと思います。
デスクトップPCも安いもので10万円をきるかきらないかくらいの値段まで下がっていたりして、買い時がきたのだと思います。
そして上記の時期にPCを購入しました。


周りに誰もPCを持っている人がいないので、自力で様々な情報を本やら雑誌で学びました。
初期OSは98SEだったのですが、無料でMeにアップデートできる特典があったので早速試したりしていました。
のちに最悪な目に度々遭遇したことはいうまでもありません。
インターネットをはじめようとしたきっかけは忘れてしまいました。重要なことなのに。
ただそれをはじめた日がPCを購入して一ヶ月たったくらいなので、意外と早かったです。
当時はADSLなど通っているはずもなく(それも光収容なのでADSLが引けない環境でした。ブロードバンド環境は2004年12月の光開通から)、モデムによるダイアルアップ通信でした。あのピロピロというモデム通信音が忘れられません。
ダイアルなのでウェブサイトを保存してオフラインで見るというスリリングな日々でした。
定額制ではなかったし、繋げられる時間も月三時間?(料金内)くらいだったので、もっぱらメールや本当に知りたい調べごとのみのネット使用でした。


使用しているプロバイダで無料でウェブサイトスペースを提供しているのを知って、さっそくそのスペースで作られたサイトをみたわけです。
一般のひとたちが思い思いのサイトをつくって表現しているさまをみて、楽しくなったのかな。
自分のいままで描いてきたイラストや小説を、広く公開できる場がみつかった瞬間でした。
プロバイダが用意したテンプレートを使って簡単にホームページを作れたのはよかったのですが、もっと自分の好きなようにデザインを変えたかったのでHTMLを本などで勉強しました。


途中で結論のようなものがでてしまいました。
昔にあって今にないこと。ある程度ネットの真実を見てしまったことかもしれません。
サンタクロースが実は親であったというような夢を破壊するような出来事です。(ちなみにサンタさんの存在を12歳くらいまで本気で信じていました)
現代のインターネットをする小学生はそんな余計な知識もあっというまに仕入れることができて、ある意味で不幸に思います。
TVやら本でいくら規制したって、こどもの好奇心まで規制することはできません。


脱線してしまいました。
今ウェブサイト制作をするにあたって思うことは、結局なにがしたいのかということです。
絵を公開したいのか、小説を公開したいのか、Flash動画を公開したいのか、素材を配布したいのか……。
幅広く公開していることで、ひとつひとつを手がけるスピードが遅くなるのは当然のことです。
それにくわえて遅筆なので更新が年単位になってしまいます。
恐らくこの遅筆なのが最大のネックなのかもしれないです。
たいした作品もつくれないので更新スピードがある程度なくては公開する意味がありません。
現在進行形で作品制作ができるのだから、魅力的なものにしあがるまで作ってアップするしかないのです。