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数日サボテンに水を差すのを忘れていた。冬だから水をやる頻度も少なくて良いだろうと甘い考えをしたことがいけなかった。
サボテンは以前の丸々とした形を変え、よく観ると痩せた状態となっていた。
思えば買った当初から現在に至ってその大きさは変わっていない。そういう品種なのか、既に成長が終わっているのか管理が悪いのか、育成が悪いのか。
何れにせよ眼に見えて生きているという実感が判らなかった。直径3cmの小振りのサボテンは眼の保養でしかなかった。
今痩せたそのサボテンと今の自分を取り巻く状況は似ていると感じた。
鉢には絶対的な力が加わり、鉢は生命の支えとなる土を擁しこれに支えられながらサボテンは育っている。
日は差すが光は必ずしも己を差しているとは限らない。水は家の中にある限り人が水遣りしなければ得ることはできない。
弱った。そのとき見た。同じく弱っていた。このような深い思念を疎通することができた。
最初は調子よく書けたがここまでくるとこういうものを書くのは面倒になってくる。
馴染む様このトーンで突如現在の私情を綴っているが、誠に気が滅入っている。
日記を書く前に水はやったから大丈夫であろう。今回はたまたま忘れていただけだった。
忘れることのないよう心がける。


自分の状況とやらを書いてはいませんが、過去の日記を一読すればわかると思います。