みこと

命とは余りにもはかないもの。
そのはかなさの間で今も生きている。
実物や創造すべてに命がある。
命はかならず崩壊する。
しかし崩壊のあとには細かくなった残骸が残る。
残骸は新しい命だ。
それは集結し、塊となる。
循環している。私の疲れ果てた血液も心臓に還り、新しい血となって循環しているのだ。